JKT48におけるサクティアの物語
2012年、アイドルグループJKT48にサクティア・ オクタピアニという名の少女がメンバーとして採用されました。 しかし彼女にとって、JKT48・2期研究生としての日々は決し て楽なものではありませんでした。 厳しいレッスンを乗り越えなければならず、幾度も体を痛め、 倒れることもありました。
研究生による「パジャマドライブ」公演が上演された頃、 サクティアはパフォーマンスが劣るメンバーに含まれていて、 出演することは稀でした。そのうえ、2期生による楽曲「 未来の果実」を歌う主要メンバーが選出される際、 サクティアはそのチームに参加することが内定していたにも関わら ず、 体調不良によりメンバーから外されステージに立つことができなか ったのです。
「僕の太陽」公演において、 サクティアはさらに大きな打撃を受けることになります。 同期の仲間たちがチームK3の正規メンバーに昇格する一方、 彼女は他の9人の仲間たちと共に研究生にとどまりました。 もちろんその時サクティアは「僕の太陽」演じるメンバーの“2 軍”となり、ユッピ(シンディ・ユフィア) のアンダーを務めることになったのです。
この研究生時代、サクティアは当時チームJが上演していた「 恋愛禁止条例」公演でバックダンサーをしながら、 多くのことを学びました。
やがて「僕の太陽」 のステージでサクティアのパフォーマンスに成長が見られるように なります。それは彼女だけでなく他の2期研究生も同じでした。 そして最終的にサクティアは「恋愛禁止条例」 公演でユニットソング「黒い天使」 のポジションを演じる機会を与えられるまでになったのです。 この公演でサクティアはきっちり歌とダンスをこなし、もう「 パジャマドライブ」の頃のサクティアではないことを示しました。
その後チームJの「誰かのために」 公演でサクティアは優れたパフォーマンスを見せ、 ユニットソング「ライダー」を演じる機会を得ます。 彼女のパフォーマンスは、当時のチームJメンバーに劣らぬもので した。しかし、「誰かのために」 公演においてサクティアは再び挫折を味わうことになります。 仲の良い2期研究生が二人、サクティアを残してチームJの正規メ ンバーに昇格したのです。 サクティアが立ち直るには長い時間が必要でした。彼女にとって、 二人は本当に親友だったのです。
再起したサクティアに、ようやくチームK3の新公演「 青春ガールズ」に出演する機会が訪れました。アチャ(アリシア・ チャンジア)のアンダー、つまりユニットソング「雨の動物園」 の猿ポジションです。程なくしてサクティアは、タタ(タリア) のアンダーとして同曲のシマウマも演じるようになりました。
そしていよいよサクティアがチームK3の正規メンバーに昇格する ときがやってきます。JKT48の総支配人・ 稲尾次郎さんによってサクティアの名前が呼ばれた瞬間、 大歓声が沸き起こりました。K3の正規メンバーとして初めて「 青春ガールズ」のステージに立った日には、 アンコールの代わりに昇格した4人の2期生の名前がコールされま した。
チームK3に昇格したサクティアは頻繁に劇場出演するメンバーと なりました。ユニットソングに出ることはあまりなくても、 このことはサクティアにとって大きな達成でした。 それまで彼女は滅多に劇場に出ることのない補欠のメンバーでしか なかったのですから…。そしてサクティアはチームK3公演「 青春ガールズ」のDVD撮影に参加するまでになりました。
続くチームK3の新公演「最終ベル」 でサクティアはレギュラーメンバーとなり、 現在までそのポジションを守り続けています。 獲得したユニットソングは、盟友であるデラ(デラ・デリラ) とシシル(プリシリア・サリ・デウィ)とで結成したトリオDev ils Attackで演じる「18人姉妹の歌」。 この曲は毎回観客が楽しみにするユニットソングとなりました。 公演ごとに違ったトークが繰り広げられ、 いつも観客の笑いを誘うからです。
2013年から現在まで、サクティアはまだ一度もJKT48の選 抜メンバーになったことがありません。 しかし彼女は常に最高のパフォーマンスを見せるために努力し、M Cやツイート、 ギャグでも革新的なアイデアを生み出し続けています。
2016年、サクティアは13thシングル選抜総選挙において1 8位の座を獲得し、アンダーガールズとして楽曲「 抱きしめちゃいけない」に参加しました。
“Rawe Rawe Lantas, Malang Malang Putung”
「突き出た草木はなくなるまで刈り取らねばならぬ、 道を阻むものは砕かねばならぬ」
(インドネシア独立前の民主主義のスローガンで、すべての困難・ 障害などを乗り越えようという意味があります)
Saatnya Kita Berjuang
#DemiSaktiaSenbatsu
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